ニャン鑑

日本では大人になれば、誰でも1つは持っている印鑑、
大事な書類には実印を、銀行では届印、
私としては、とても面倒な文化に感じております。
この印章文化、日本の他に思いつくのは中国でしょうか。
他の多くの国ではサインで済むのに、
なぜ未だに印鑑なのでしょうか。
サインが主流となる時代を心待ちにしております。

さて、そんな日本の印章文化に、
また1つ不思議な流行ものがあります。
その正体は、「ニャン鑑」。
文字の一部が猫の絵になっているのです。
猫好きの方には、たまらなく嬉しい印鑑ですね。

このニャン鑑、社会的にどこまで通用するのかを、
今朝のワイドショーで実験していました。
まずは、銀行印として。
これは、すんなりOK。
マネが出来ない一品物であるため、
安全性が高いなんて評価を受けていました。

続きまして、印鑑登録です。
窓口で対応していたお嬢さんでは判断が付かず、
上司に相談。結論としてはNGでした。
自治体にもよるのでしょうが、NGの意味は不明です。

実印って、女性の場合は結婚して姓が変わることがあるため、
名だけで作られている方もいますので、
氏名でなくても良いのですよね。

それなのに、なぜ、ニャン鑑は認めてもらえないのでしょう。
そもそも、印鑑って? という話ですね。

ニャン鑑のように、色々なバリエーションが増えれば、
もう、サインでいいよって事になりませんかね。